2021年3月20日土曜日

レストハウスとみい


【場所】

千葉県印西市吉高2215-3

【味】
うなぎは大きく身厚でご飯はぎっしり。とても食べ応えのあるうな重。
分厚い身を頬張ると、皮はパリッと焼かれていて香ばしく、身は柔らかで、ふっくらながらも適度な歯応えを残している。大振りのうなぎだが、コクと旨味も充分に閉じ込められていて、甘く濃厚なタレとの相性が良い。お刺身も付いてボリューム満点なのにペロッと完食できる美味しい蒲焼。


【お店】
宗吾霊堂を起点とする、いわゆる「うなぎ街道」を越えて印西市に入り、さらに3〜4km程のところにあるうなぎ屋。川魚や天ぷらなども扱っており「レストハウス」と称しているが、外壁の「うなぎ」の文字と入口ののぼり、注文を受けてからうなぎを捌くという徹底ぶりから、紛れもなくここはうなぎ屋である。店内は昭和のドライブインといった雰囲気。女将さんが元気に駆け回っていて、賑やかで楽しいお店。

【値段】
うな重2900円(税込)
(直近訪問日:2021.03.20)

【おすすめ度】
★★★★☆




2021年3月10日水曜日

喜代川


 【場所】
東京都中央区日本橋小網町10-5

【味】
開店時間に予約を入れていたため、待ち時間わずか10分程で、うっすらと焦げ目をつけながら飴色に焼き上げられた蒲焼が登場。口に含むと川魚の爽やな香ばしさが広がる。とろけるように柔らかい身にほんのりと残された脂が、見た目よりも醤油が強くキリッとしたタレと調和して、噛むほどに旨味とコクが深まっていく。奇をてらわない正統派の江戸蒲焼であるが、その奥に秘められた伝統と職人技が感じられる上品で美味しい蒲焼。

【お店】
日本橋のオフィス街の路地裏に佇む 築90年の風情溢れる建物は登録有形文化財に指定されている。創業は明治7年とのことで、もうじき150年を迎える格式の高い老舗である。
一階は気軽にうなぎを食べられるテーブル席。4人テーブル3卓と2人テーブル1卓と非常にコンパクト。二階は寛ぎながらコース料理が堪能できる個室となっており、渡辺淳一の「化身」の舞台となったことでも知られている。

【値段】うな重竹 4500円(税別)
(直近訪問日:2021.03.10)

【おすすめ度】
★★★★★




2021年3月3日水曜日

うなぎ四代目菊川 ムスブ田町店


【場所】
東京都港区芝浦3-1-1 田町ステーションタワーN1F

【味】
注文したのは評判の「蒲焼一本重」。うなぎ一本をそのまま使った斬新かつインパクト抜群な蒲焼。調理法は名古屋流で、関西と同じ腹開きの地焼き。
信楽焼のお重は大きくて重いため、お椀によそっていただく。身は柔らかだが皮目は厚く硬い。箸では簡単に切れない硬さだが口に入れてびっくり。とても香ばしく、これ程までのサクッと感は今まで味わった事がない。身厚なうなぎを強力な備長炭で一気に焼き上げたのがよくわかる。身に閉じ込められた旨味と甘いタレが硬めのご飯と相まってとても美味しい。山椒は高知の仁淀川山椒を使用し、濃厚な味付けの蒲焼を爽やかに和らげてくれる。

【お店】
東京の「五代目野田岩」や「きくかわ」と混同しそうな店名だが、こちらは創業90年の老舗卸問屋が経営し、とことん一本鰻にこだわる名古屋の名店。2020年8月に東京に初進出した。店内は、高級感が漂う落ち着いた雰囲気。カウンター席、テーブル席に加えてソファー席や個室もある。ガラス越しに焼き場と厨房が見渡せる。

【値段】蒲焼一本重4980円(税込)
(直近訪問日:2021.03.03)

【おすすめ度】
★★★★★