2022年1月26日水曜日

田川家


 【場所】
千葉県成田市本町334

【味】
注文してから調理時間は10分程。先客もまばらであることから、見込みで調理していたのではなく、作り置きの蒲焼を焼き直したものと思われる。
蓋を開けると醤油の香りが鼻先をかすめる。一口頬張ると、やはりタレは醤油の効いた辛口。若干しょっぱいが、これはこれで悪くない。程良く脂の乗った柔らかな身にタレが染み込んで、硬めに炊かれたご飯がよく進む。
うなぎ専門店ではなく、駐車場から近いという理由で適当に飛び込んだ店であったが、予想外に美味しい蒲焼に出会うことができた。

【お店】

成田山参道には、うなぎを扱うお店が約60軒あると言われているが、こちらもそのひとつ。うなぎの他、天ぷら、カツ丼、そば・うどんなどメニューは幅広い。口コミを見ると穴子料理がおすすめな模様。間口は狭いが奥は広く、綺麗で入りやすいお店。


【値段】
上うな重4500円(税込)
(直近訪問日:2022.1.26)

【おすすめ度】
★★★☆☆



2022年1月3日月曜日

うなぎ やっこ


 【場所】
東京都台東区浅草1-10-2

【味】
令和4年の初うな重。
身がくずれる寸前まで柔らかく蒸され、備長炭で丁寧に焼き上げられている。最初はあっさりだが、噛むほどにうなぎの旨味と甘味がじわりと口の中に広がり、豊かな味わいに変化していく。薄味で主張し過ぎないタレと絶妙な焼き加減が鰻本来の風味を引き立てている。江戸前うなぎの伝統と技を感じさせる絶品蒲焼。

【お店】
創業は今から200年以上前の寛政年間。幕末には勝海舟やジョン万次郎も通っていたと言われている名店。夏目漱石の「虞美人草」「彼岸過迄」に登場することでも知られている。
老舗ではあるが、店内1階は綺麗な高級中華料理店のような雰囲気。2階は純和風で個室と大広間を備えている。
正月で混雑する中でも和服の店員さんは皆気さくで、細やかな気遣いがありがたい。

【値段】
うな重桜4400円(税込)
(直近訪問日:2021.1.3)

【おすすめ度】
★★★★★