2024年7月14日日曜日

那古野しば福や

【場所】
愛知県名古屋市中村区名駅3-23-1

【味】
ワイルドに焼き上げられ 美しく並べられた蒲焼は、見た瞬間にその美味しさが確信できる。
うなぎ重には他のメニューよりも質の良い大振りな青うなぎを使用しているとのことで、甘ダレをたっぷりとまとい強力な火力でサクッと焼き上げられた身は柔らかく、豊かな脂の甘味は旨味に変わっていく。とても美味しく仕上がっている。
しかし、この脂とうなぎのボリューム(写真ではわかりづらいが二重になっている)、そして名古屋特有の濃厚な味付けが、食べ始めこそ感動ものだが、後半になると少しばかりキツくなる。名古屋蒲焼をいただく時は、その量と体調に注意したい。

【お店】

老舗の多いうなぎ屋業界にあって、本店の「しば福や」は創業平成30年ととても新しいお店だが、創業の翌年にはミシュランガイド・ビルグマンに認定された実力店である。「那古野(なごや)しば福や」は今年(令和6年)にオープンしたばかりの2号店。客席数が本店の2倍の約80席で名古屋駅からも近いという事で、今回はこちらを選択。

開店直後に早くもテーブル席と座敷は埋まってしまったそうだが、10席程あるカウンター席には空席があり即入店。カウンター前の焼場を見るとメディア等によく登場する店主の柴田氏が、豪快に腕を振るっており、いやが上にもテンションが上がる。

店内は白木が際立つ和モダンな雰囲気。店員さんは多少バタついてはいたが、接客も悪くはない。


【値段】
うなぎ重 5500円(税込)
(直近訪問日 2024.07.14)

【おすすめ度】
★★★★☆



2024年7月13日土曜日

しら河 名駅店

 【場所】
愛知県名古屋市西区牛島町6-24

【味】
皮目は香ばしくパリッと焼き上げられ、身からは豊かな旨味とコクが溶け出してきてとても美味しい。薬味と海苔で味変すると、濃厚さが和らぎ これはこれでまた良い。
しかし、やはりお茶漬けだけはいただけない。そもそも出汁と蒲焼との相性が良くない。せっかくのサクサク感とコクを台無しにしてしまう。個人的には、ひつまぶしを食べる時は、そのままと薬味を交互にいただくのがベスト。完成された「蒲焼」に余計な食べ方は不要であると改めて気付かされる。


【お店】

本店の創業は昭和28年。名古屋を代表する老舗で、市内に4店舗を構える。名駅店は名古屋駅から5分程離れたビルの1階にある。

開店15分前に「当日WEB順番待ち」を利用。開店後数分で呼び出しとなる。多くの待ちの客がいる中、一人客にもかかわらず座敷席に案内され、とても丁重な対応を受ける。そういった気配りにも名店の品位が感じられる。


【値段】
特上ひつまぶし5600円(税込)
(直近訪問日 2024.07.13)

【おすすめ度】
★★★★☆