2025年2月23日日曜日

川千家(千葉県旭市)

【場所】
千葉県旭市二3346-1


【味】
6年半ぶりの訪問だが美味しさに変わりはない。
ふっくらしていて口の中でとろける柔らかさと きめ細やかさは、まさしく葛飾柴又「川千家」の蒲焼。そして脂は多めで濃厚であるにもかかわらず不思議と後味あっさりなところは「坂東太郎」の特徴なのだろうか。
ご飯は地元千葉県が誇る多古米を使用。粒が立っていて蒲焼とは好相性。
ちなみに蒸さない地焼も選択できる。こちらも地焼きとは思えない程柔らかく、程よい香ばしさも同時に堪能することができる。

【お店】
店内はカウンター5席とテーブル4つ。田畑に囲まれた田舎の鰻屋といった風情のあるこのお店は、あの東京都葛飾区柴又の老舗「川千家」の暖簾分け店であり、なおかつ究極のブランドうなぎ「坂東太郎」を使用しているすごいお店である。
しかも坂東太郎が1尾で3150円という驚愕の安さ。6年半前からほとんど値段が変わっておらず、並々ならぬ営業努力の後が窺える。
接客も丁寧かつ親切で気持ちの良いお店。

【値段】 
うな重特上(写真)  4350円(税込)
(直近訪問日 2025.02.23)

【おすすめ度】
★★★★★





2025年2月19日水曜日

勝花

 【場所】
千葉県浦安市猫実1-3-33

【味】
これまでに何度となく訪れているが、決して飽きる事なく 行く度に新たな感動を与えてくれる。
身はふわっと柔らかいが、焼きが浅い訳ではなく 丁寧にしっかりと焼き上げられている。この絶妙な焼き加減によって、良質な脂を閉じ込め、濃厚で深みのある旨味を引出している。それでいてクドさを全く感じさせないのは、まさしく職人の技の結晶。
うなぎの素材、焼き加減、タレの味付けなど全てが高いレベルでまとまっていて 非の打ち所がない完璧な蒲焼。

【お店】
地元という事もあり、個人的に最も多くの蒲焼を食べているお店。年に2〜3回程度だが、年数を重ねているので結構な回数になっていることだろう。
創業は昭和50年とのこと。店内は数年前にリニューアルされて綺麗で広々。かつてはドブ川のようであった目の前の境川も綺麗に整備され、ロケーションも悪くない。

【値段】 

特上4300円
(直近訪問日 2025.02.19)

【おすすめ度】
★★★★★





2025年2月1日土曜日

赤坂ふきぬき 成田店

【場所】
千葉県成田市仲町361

【味】
待つこと30分。蓋を開けると琥珀色の美しい照りを纏った1尾半の蒲焼が、ご飯を覆い隠している。
炭火で丁寧に焼き上げられた身は肉厚でふっくら香ばしい。脂も良く乗っているが後味は軽やか。
タレは甘からず辛からず、うなぎの旨味が丁度良い具合に感じられる。ご飯も粒立ちが良く私好み。
バランスの良いとても美味しい蒲焼。

【お店】
創業100年余の赤坂の名店が、うなぎ超激戦地の成田山参道 それも屈指の人気店「駿河屋」の真正面に新店舗をオープン。
店内は4人掛けテーブル席2卓とカウンター7席。この辺りのお店としてはかなり小規模だが、空間を広く取り、銘木の一枚板のカウンターと間接照明、琴の音が高級感と厳かな空気を醸し出している。
大箱で古風な大衆店が多い周囲の老舗とは差別化が図られている。この地域が相乗効果により「うなぎの街」として更に発展することを期待したい。
ちなみに「ふきぬき」は「富貴貫」と書き、高貴でそれを貫くという意味だそうだ。

【値段】 
うな重松 6700円(税込)
(直近訪問日 2025.02.01)

【おすすめ度】
★★★★☆