2021年3月10日水曜日

喜代川


 【場所】
東京都中央区日本橋小網町10-5

【味】
開店時間に予約を入れていたため、待ち時間わずか10分程で、うっすらと焦げ目をつけながら飴色に焼き上げられた蒲焼が登場。口に含むと川魚の爽やな香ばしさが広がる。とろけるように柔らかい身にほんのりと残された脂が、見た目よりも醤油が強くキリッとしたタレと調和して、噛むほどに旨味とコクが深まっていく。奇をてらわない正統派の江戸蒲焼であるが、その奥に秘められた伝統と職人技が感じられる上品で美味しい蒲焼。

【お店】
日本橋のオフィス街の路地裏に佇む 築90年の風情溢れる建物は登録有形文化財に指定されている。創業は明治7年とのことで、もうじき150年を迎える格式の高い老舗である。
一階は気軽にうなぎを食べられるテーブル席。4人テーブル3卓と2人テーブル1卓と非常にコンパクト。二階は寛ぎながらコース料理が堪能できる個室となっており、渡辺淳一の「化身」の舞台となったことでも知られている。

【値段】うな重竹 4500円(税別)
(直近訪問日:2021.03.10)

【おすすめ度】
★★★★★




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