【場所】
東京都荒川区南千住5-33-1
【味】
注文してから待つ事1時間。蓋を開けると焼きムラのない見事な飴色が視界に飛び込む。
身は極めて柔らかく、ほんのりと炭火の香ばしさが広がった後、口中でほどけて脂の甘みと旨味の余韻だけが残る。タレは老舗にしては珍しくやや甘め。全体的にあっさりとまとまっているが、繊細で奥深さが感じられる。
値段と待ち時間に見合うかどうかは別にして、手の込んだとても美味しい蒲焼。
【お店】
〝東の横綱〟と称され、圧倒的な人気を誇る名店。その味は日本一(つまり世界一)と言う声も少なくない。
自分には敷居が高く、運が悪ければ入店するだけでも数時間並ばなければならないことや、南千住という微妙な立地から、これまで訪問を躊躇していた。しかし、新型コロナ第5波が収束しつつある今、これまでの厄を払うためにと自分に言い聞かせて意を決し初訪問。
開店1時間前に到着するが、既に5組が並んでいた。開店時の待人は20人位だろうか。いつもよりは大分空いている模様。客層は老若男女、団体から一人客と様々。
外観は神社仏閣のような重厚な佇まい。実際に敷地内には立派なお稲荷さんが祀られており、凛とした空気が流れている。
室内は十分過ぎるほど座席間隔が確保されており、綺麗に磨き上げられた廊下とほのかに漂うお香が老舗の矜持を感じさせる。
【値段】
鰻重6930円(税込)
焼鳥(2本)1320円(税込)
(直近訪問日:2020.10.26)
【おすすめ度】
★★★★★
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