2025年1月4日土曜日

つるや

【場所】
東京都台東区浅草1-33-2

【味】
注文してから15分程度で配膳。蒲焼にしては早過ぎだが、お客も多く見込みで調理していると思われる。身は柔らかく脂も乗っていてトロッとした食感。タレはあっさりで川魚の旨みと香りを堪能することができる。ご飯は少なめ。
美味しい蒲焼は数多くあるが、「こういうのでいいんだ」と思わせる奇をてらわないシンプルな正統派の江戸前流蒲焼。

【お店】
松屋浅草から程近く、賑やかな新仲店通りの入口付近に軒を構える うなぎと天ぷらのお店。店頭の食品サンプルのショーケースが昭和を感じさせる。創業90余年、浅草うまいもの会加盟の老舗。小説家の永井荷風が通ったお店としても知られている。
1階2階はテーブル席と小座敷、3階は座敷となっており、少人数から団体まで幅広く利用できる。

【値段】 

上鰻重 5280円(税込)
(直近訪問日 2025.01.05)

【おすすめ度】
★★★★★




2024年11月20日水曜日

躻(うつけ)

【場所】
東京都中央区日本橋横山町1-4

【味】
うな重マウンテンを注文。溢れんばかりに積み上げられたうなぎを、どこからどう食べて良いのか途方に暮れる。もはや蓋としての役割を果たしていない重箱の蓋に一旦うなぎを退避してから、4枚の半身を1枚ずつ頂くことにする。
愛知県の鰻問屋から直送されてきたうなぎを蒸さずに地焼きするのだが、その工程が独特。まず捌いたうなぎ一尾をそのまま焼いて重ね置き、注文に合わせて半分にカットしてから串を打って再び焼き上げる。効率を重視した流れ作業だが出来は悪くない。
若干焦げの苦味が気になるが、サクッと香ばしく、脂も程よく乗っていて旨味も充分。きめ細やかさは感じられないが、豪快に蒲焼を食い尽くしたい時にはおススメの一品。

【お店】
周囲の景観に溶け込んだやや古めのビルの1階と2階がお店。平日の開店直前で待ち客は10人程と中々の人気店。
店内はコンクリート打ちっぱなしの素朴な装い。カウンター席中心の1席はほとんどが一人客。複数人客は2階のテーブル席に案内されていた。注文は今どきのQRコードからで少し面倒。
昼間はうな重やひつまぶし等のうなぎ料理が中心。
うなぎの上にウニ、いくら、カニ等の海鮮を載せた「うつけ丼」も推しのひとつ。夜はおつまみも増えて居酒屋風になるとのこと。

【値段】 

うな重マウンテン 4950円(税込)
(直近訪問日 2024.11.20)

【おすすめ度】
★★★★☆


2024年11月14日木曜日

小暮や

【場所】
千葉県我孫子市天王台4-2-22

【味】
うな重は、上や並などの区分はなく一種類のみと中々硬派なお店。注文を受けてから捌き始めるので時間はかかる。
この日のうなぎは静岡産「イソフラボン鰻」。養殖鰻はほとんどがオスになるそうだが、餌に大豆イソフラボンを入れる事で、身厚で柔らかく旨味成分も豊富なメスの鰻になるらしい。うなぎ界ではノーベル賞級の発見と話題になっている模様。
紀州備長炭で丁寧に焼き上げられた身は真綿のように柔らかく、ふわっとした食感にもかかわらずしっかりとした深みのある旨味が口いっぱいに広がる。脂の乗りは良いが不思議とクドくはない。
残りわずかになると食べ終わるのが悲しくなる絶品蒲焼。

【お店】
水質の悪さで知られる手賀沼も、かつては水が澄み当時「あお」と称されたうなぎは美味で知られていたそうだ。現在でも多くの鰻屋が点在し、その中でも小暮やは評価が高く、グルメサイトのランキングでも常に上位という県内屈指の名店である。
JR天王台駅から徒歩5分程。駐車場は店前と脇とで計8台分。店内はスッキリ綺麗で、テーブル席が10人分、小上がりに4名卓が2つ。カウンターも3席あるので一人客も気まずさは感じなさそう。
行列を覚悟していたが、平日のためか開店直後で先客は3組。帰る頃には満席になっていた。
有名店ではあるが堅苦しさはなく、気軽に利用できる素晴らしいお店。

【値段】 

うな重(肝吸 新香付)3740円(税込)
(直近訪問日 2024.11.14)

【おすすめ度】
★★★★★



2024年10月20日日曜日

富貴亭(ふきてい)

【場所】
千葉県佐倉市鏑木町2-7-5

【味】
蓋を開けると身厚な蒲焼がまるまる一本。四万十産の養殖うなぎ使用していること。タレの照りと焦げ目が食欲をそそる。箸を入れると皮目には若干弾力が感じられるものの十分に柔らかい。身は香ばしく焼かれていて、甘く濃厚な溜まり醤油系のタレの馴染みも良い。太者うなぎではあるが大味ではなく繊細。余分な脂は落とされ旨味が凝縮された美味しい蒲焼。

【お店】

チェーン店が立ち並ぶ国道296号線沿いにこぢんまりと佇む一軒家のようなお店。玄関で靴を脱いで上がる。店内も民家を改装したような素朴な造りでとても綺麗。2019年9月にオープンしたとのこと。テーブル席を中心に個室も完備されている模様。
駐車場は軽自動車4台分しかないが、隣の焼肉屋と同じ経営らしく、そちらも利用できる。

【値段】 
一本重 5060円(税込)
(直近訪問日 2024.10.20)

【おすすめ度】
★★★★☆


2024年8月22日木曜日

登三松(とみまつ)

【場所】
東京都中央区銀座3-13-2

【味】
注文してからの調理時間は10分程。ある程度作り置きしたものを焼いてから提供していると思われるが味は悪くない。しっかりと深めに蒸されており、ふっくら柔らかい。余計な脂も落とされて、適度に残された後味のよい良質な脂がコク深い旨味を引出している。タレは多めにかかっているが、スッキリ薄味でうなぎ とご飯に馴染んでいる。
素朴で昔懐かしの美味しい蒲焼。

【お店】

戦後の混乱期に都内で百円うな丼を販売し、蒲焼を庶民に広めた「登亭」が経営するお店。他の3店舗と異なり登亭の名称は使っていない。

店内は二人掛けのテーブル10卓とこぢんまり。長居はせずサッと食べてパッと帰る客が多く回転は良い。レジ横にはテイクアウト客用に弁当が並べられていたので、会計時に思わずそちらも購入。夜の楽しみとする。

余談だが30年以上前、当時私が勤めていた会社の営業所の直下階に株式会社登亭の営業本部が入っていた事もあり、とても親近感の湧くお店。


【値段】
うな重 竹 4000円(税込)
(直近訪問日 2024.08.22)

【おすすめ度】
★★★★☆

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2024年8月12日月曜日

花むら

 【場所】
千葉県成田市東町85-16

【味】
身厚で食べ応えのあるうなぎは三河一色産とのこと。蒸してから焼く関東風だが、蒸しは浅めで程よい食感を残しながらも柔らかく丁寧に焼き上げられている。
脂も適度に残されていて、甘く粘度のあるタレと相まって、香ばしさと旨味が口中に広がる。味付けは濃厚だが後味は意外とサッパリな美味しい蒲焼。

【お店】

鰻と京懐石のお店。成田山公園裏手の静かな住宅街に佇む数寄屋造は高級旅館を思わせる。

案内された個室は10畳の和室で枯山水の庭付き。家族3人で贅沢に使わせてもらう。とても静かで小鳥のさえずりが心地よい。

運ばれてきた重箱の蓋の上にはミニひまわりが一輪。料理にはその季節に合った花を添えて提供しているのだそうだ。粋なもてなしにお店の品格が感じられる。


【値段】
国産うな重 4950円(税込)
(直近訪問日 2024.08.12)

【おすすめ度】
★★★★☆





2024年7月14日日曜日

那古野しば福や

【場所】
愛知県名古屋市中村区名駅3-23-1

【味】
ワイルドに焼き上げられ 美しく並べられた蒲焼は、見た瞬間にその美味しさが確信できる。
うなぎ重には他のメニューよりも質の良い大振りな青うなぎを使用しているとのことで、甘ダレをたっぷりとまとい強力な火力でサクッと焼き上げられた身は柔らかく、豊かな脂の甘味は旨味に変わっていく。とても美味しく仕上がっている。
しかし、この脂とうなぎのボリューム(写真ではわかりづらいが二重になっている)、そして名古屋特有の濃厚な味付けが、食べ始めこそ感動ものだが、二日酔いの身には後半は少しばかりキツくなる。名古屋蒲焼をいただく時は、その量と体調に注意したい。

【お店】

老舗の多いうなぎ屋業界にあって、本店の「しば福や」は創業平成30年ととても新しいお店だが、創業の翌年にはミシュランガイド・ビルグマンに認定された実力店である。「那古野(なごや)しば福や」は今年(令和6年)にオープンしたばかりの2号店。客席数が本店の2倍の約80席で名古屋駅からも近いという事で、今回はこちらを選択。

開店直後に早くもテーブル席と座敷は埋まってしまったそうだが、10席程あるカウンター席には空席があり即入店。カウンター前の焼場を見るとメディア等によく登場する店主の柴田氏が、豪快に腕を振るっており、いやが上にもテンションが上がる。

店内は白木が際立つ和モダンな雰囲気。店員さんは多少バタついてはいたが、接客も悪くはない。


【値段】
うなぎ重 5500円(税込)
(直近訪問日 2024.07.14)

【おすすめ度】
★★★★☆



2024年7月13日土曜日

しら河 名駅店

 【場所】
愛知県名古屋市西区牛島町6-24

【味】
皮目は香ばしくパリッと焼き上げられ、身からは豊かな旨味とコクが溶け出してきてとても美味しい。薬味と海苔で味変すると、濃厚さが和らぎ これはこれでまた良い。
しかし、やはりお茶漬けだけはいただけない。そもそも出汁と蒲焼との相性が良くない。せっかくのサクサク感とコクを台無しにしてしまう。個人的には、ひつまぶしを食べる時は、そのままと薬味を交互にいただくのがベスト。完成された「蒲焼」に余計な食べ方は不要であると改めて気付かされる。


【お店】

本店の創業は昭和28年。名古屋を代表する老舗で、市内に4店舗を構える。名駅店は名古屋駅から5分程離れたビルの1階にある。

開店15分前に「当日WEB順番待ち」を利用。開店後数分で呼び出しとなる。多くの待ちの客がいる中、一人客にもかかわらず座敷席に案内され、とても丁重な対応を受ける。そういった気配りにも名店の品位が感じられる。


【値段】
特上ひつまぶし5600円(税込)
(直近訪問日 2024.07.13)

【おすすめ度】
★★★★☆






2024年6月8日土曜日

満寿家

【場所】
埼玉県さいたま市浦和区岸町7-1-3

【味】
紀州備長炭でじっくりと燻された香ばしさと、味醂の甘味が効いたタレをまとった身は、適度な歯応えを残しながらもふっくらと焼き上げられている。
脂味も適度に残されていて食べ応えも有り。良い意味で昔ながらの素朴な蒲焼。
山椒は粒と粉の2種類。粒は香りと刺激が強過ぎで、個人的にはスッキリとした粉がおすすめ。

【お店】

江戸時代より宿場町として栄えた浦和は、かつては良質なうなぎも多く生息する水郷地帯であった。現在でも「浦和のうなぎ」はさいたま市伝統産業に指定されている。
満寿家(ますや)の創業は明治21年。高級割烹を思わせる威風堂々とした佇まいと伝統の味で、長年にわたり浦和の人々の「ハレの日」のお店として親しまれてきたそうだ。
総席数は170を超える大箱。テーブル席、カウンター席の他、大小個室や広間も備えている。
ゆっくりと腰を据えて食事を楽しむことができるお店。

【値段】
特上 5650円(税込)
(直近訪問日 2024.06.08)

【おすすめ度】
★★★★☆



 

むさし乃

【場所】
埼玉県さいたま市浦和区東高砂町8-3

【味】
宮崎県佐土原産のブランド鰻「和匠」。その中でも養殖1年以内の成長の早い新仔のみを使用しているとのこと。注文してからの調理時間は40分程度。
身に箸を入れても抵抗がほとんど感じらない。これ程柔らかな蒲焼は、今まで出会ったことがない。この身を崩す事なく焼き上げるのは、相当な技量が必要であろうと思われる。口に入れると噛まなくてもとろけて脂の旨みがほんのりと広がる。タレはあっさりとした辛口。うなぎ本来の風味をしっかと際立たせている。

【お店】
浦和は、うなぎの蒲焼発祥の地と言われており、多くの老舗うなぎ店が点在する。
その浦和の中でも最高峰との呼び声も高い名店。行列必至のお店として知られている。
開店1時間前に現着するが既に7人が入店待ち。店が入っているマンションの通路に椅子が30脚程並べられているため待つのは楽。しかし、開店30分前にはその椅子も既に埋まってしまい、後は路上で立ち待ちとなっていた。
この日は20分ほど前倒しで開店。店内は2人用テーブルが6卓とカウンターが6席。限られたスペースと人員で多くの客をさばかなくてはならず、店員さんも無駄な動きがなく、キビキビと動いている。
外には待ち客も多く、長居はせず サッと食べてパッと帰るのが粋であると思われる。

【値段】
新仔鰻重 5830円(税込)
(直近訪問日 2024.06.08)

【おすすめ度】
★★★★★




 

2024年5月3日金曜日

福家

【場所】
神奈川県横浜市中区野毛2-97

【味】
柔らかく程よく脂の乗ったうなぎは三河一色産。香ばしく丁寧に焼き上げられており、口溶けも良い。

昭和6年の創業時から継ぎ足しているというタレは、醤油が強く辛めではあるが、これはこれでお酒によく合って結果オーライ。

一品料理では、茹でた肝をわさび醤油でいただく「肝わさ」も堪能できる。


【お店】

桜木町駅の南側「野毛」。横浜随一と言われるディープな飲み屋街には似つかわしくない落ち着いた家庭的なお店。この辺りでもフグの事を「ふく」と呼んでいたらしく、店名から元々はフグ屋だったのだろうと勝手に想像しているが、現在はうなぎを中心にフグやどじょうを扱っている。

店内1階は、カウンター4席にテーブル2卓とこじんまりとしている。2階は座敷で、ちょっとした宴会も出来るらしい。

穏やかで感じの良い女将さんが切り盛りしていて、とても居心地のよいお店。


【値段】
4200円(税込)
(直近訪問日 2024.05.03)

【おすすめ度】
★★★★☆










2024年2月4日日曜日

粉名屋(こなや)

【場所】
千葉県成田市仲町389

【味】
お重に敷き詰められた一尾半のうなぎ。焦げ目の香ばしさが食欲をそそる。箸からは肉厚な身の弾力が微かに伝わるものの、口に入れるとふんわりと柔らかく口溶けも良い。タレは甘さ控えめのあっさり辛口だが、身から滲み出る甘味と旨味と相まって、とても豊かなコクを感じさせる。ほんのりと川魚の上品な風味も感じられる絶品蒲焼。


【お店】

成田山門前通りのうなぎ屋がひしめく一角のお店。リニューアルしたばかりの一階は、通りと店舗を隔てる仕切りのないオープンエアなテーブル席でペットも同席できる。二階は昔ながらの老舗感のある座敷席。どちらも通りの賑わいを感じながらも落ち着いて食事を楽しむことができる。
店内は比較的空いていて、近隣の超有名店のように入店まで何時間も待つことはないが、味はこれらに決して引けを取らない美味しいお店。

【値段】
特上うな重 5500円(税込)
(直近訪問日 2024.2.4)

【おすすめ度】
★★★★☆

2023年11月12日日曜日

小柳

 【場所】
東京都台東区浅草1-29-11

【味】
香ばしく焼き上げられた身は、箸を当てるだけでスッと切れる程柔らかい。一口運んだ瞬間は、あっさりとした味付けに感じるが、噛む程にうなぎ本来の旨味と甘味がじわりと広がり、コクのある深い味わいに変わっていく。うなぎを知り尽くした職人が長年培ってきた焼きの技術の賜物と思われる。
後味も素晴らしく、この豊かな余韻を薄れさせたくなくて食後のお茶を飲むのもためらわれるほど。
老舗有名店にもかかわらずコストパフォーマンスにも優れた絶品蒲焼。


【お店】

賑やかな仲見世通りの西に平行する浅草中央通りのお店。入口の松と柳の植え込みが出迎えてくれる。創業は大正15年(1926年)でもうじき一世紀を迎える老舗。場所柄から多くの大御所歌舞伎役者も通うという有名店。
注文から10分ほどで提供されるが、来客が絶えないことから、作り置きではなく、見込みで次々と捌き、焼き上げているものと推察される。
休日は行列必至だが、1階のテーブル、カウンター席に加え、2階には座席席もあり、待ち時間はそれほどでもないと思われる。。

【値段】
鰻重松 3850円(税込)
(直近訪問日 2023.11.12)

【おすすめ度】
★★★★★






2023年8月30日水曜日

美濃金 神田本店

【場所】
東京都千代田区外神田6-14-3

【味】
ひつまぶしが推しのようだが、初めてのお店なのでまずはうな丼を注文。身がとても厚く脂も程よく乗った良質なうなぎは愛知一色産とのこと。「美濃地焼き」という手法でパリッと香ばしく焼かれ、甘く濃厚なタレを纏った身は野生味に溢れ、硬めに炊かれた「美濃ハツシモ米」とともに、瞬く間に口中に消えて行く。岐阜県産にこだわったとても美味しい蒲焼。うな丼には香の物とお吸物のほか玉子焼きとうざくが付いてくる。

【お店】
木曽三川の清流に恵まれた岐阜の名店「美濃金」の東京初進出店。
2022年10月にオープンしたばかりの店内は高級感漂う落ち着いた雰囲気。カウンター4席、テーブル18席、半個室24席と丁度良い広さ。隣席が気にならないよう配置されている。
平日のオフィス街という事もあり、開店時間の11時に入店し一番客。一人で4人席を使わせてもらう。
接客は素晴らしく、食前に冷たいほうじ茶、食後には温かい岐阜・白川の煎茶が出される。
退店時には、明るく愛想の良い店員さんが店の外にまで出て見送りをしてくれた。

【値段】

うな丼上 5150円(税込)
(直近訪問日 2023.8.30)

【おすすめ度】
★★★★☆





2023年8月27日日曜日

成毛家

【場所】
千葉県成田市幸町395

【味】
タレ焼と白焼の蒲焼を同時に楽しめる成田初の元祖あいのせうな重が看板メニューのお店。
身はやや硬めで弾力が感じられるが、口に入れればふんわりと口溶けは良い。タレ焼は辛口の醤油が効いたワイルドな味付け。一方白焼は脂を適度に残しながらもあっさりと焼き上げられている。一度で二度美味しい蒲焼。

【お店】
成田山表参道を少し外れた西参道沿い。喧騒を離れ、広い店内でゆったりと食事ができる。一階にテーブルと小上がり席、二階には60畳の大広間を擁する。隣は旅館の成毛家。
うな重を中心におでんや蕎麦、各種丼物も扱う。
創業150年のこの老舗は、現在の成田市長 小泉一成さんの御実家とのこと。店員さんが皆親切で感じが良いのもうなずける。

【値段】

あいのせうな重 3800円(税込)
(直近訪問日 2023.8.27)

【おすすめ度】
★★★☆☆




2023年8月23日水曜日

川豊別館

 【場所】
千葉県成田市東町113-1

【味】
愛知一色産のうなぎを適度に脂を残して、柔らかく、そして香ばしく焼き上げている。
使用しているうなぎも調理法も本店同様との事だが、やや野性味に欠け、その分上品に仕上がっている気がする。お店の雰囲気や環境が味に影響するのかどうかは分からないが、本店とは少し趣の異なる美味しい蒲焼。

【お店】
成田で最も人気のあるお店の
一つ「川豊」の別館。別館とは言え、約1000坪の広大な敷地に建てられた贅沢な平屋の数寄屋造り。そして広い庭園が荘厳さを醸し出している。テーブルと小上がりの一般席の他、奥の離れには大広間や個室の特別室があり、様々な用途で利用することができる。
煙が立ち込め、活気あふれる本店とは対照的にゆったり落ち着いて料理を楽しめる。

【値段】

上うな重(一尾) 3900円 税込
(直近訪問日 2023.8.22)

【おすすめ度】
★★★★☆

【過去の投稿】
川豊西口館(2020.3.21)
川豊本店(2025.11.18)




2023年8月4日金曜日

ひろめの鰻処 まん

【場所】
高知県高知市帯屋町2丁目3-1 ひろめ市場内

【味】
高知県内の清流で採れたシラスウナギを養殖して使用しているとのこと。
注文した横綱(白黒)は、蒲焼一尾を使用した鰻重に白焼一尾が添えられた超贅沢仕様。
鰻重は甘いタレ、白焼は塩か山葵醬油でいただく。蒸さずに地焼きした身は香ばしく、噛む度にサクッサクッと音まで聞こえる程の食感とともに脂の旨みが口中に広がる。山椒は言わずと知れた地元高知が誇る仁淀川山椒を使用。深みのある辛みが蒲焼の風味を引き立てる。

【お店】
高知と言えばカツオのイメージが強いが、四万十川や仁淀川など日本屈指の清流を擁し、古くからうなぎ料理も有名である。
ひろめ市場は高知市内の観光名所のひとつ。市場というよりは屋台街のようで土佐の郷土料理を扱う飲食店や土産物、雑貨店等が軒を連ね、とても多くの人で賑わっている。
席は市場内の自由席。店頭で注文をすると席まで運んできてくれる。


【値段】
横綱鰻重(白黒)  4800円(税込)
(直近訪問日:2023.8.4)

【おすすめ度】
★★★★☆



2023年7月12日水曜日

㐂助

 【場所】
千葉県市川市行徳駅前1-17-7

【味】
厚い身はとても柔らかく、香ばしく焼き上げられている。高知の海洋深層水を使用したという甘目のタレの馴染みも良い。ややあっさり系だが、お店が推奨する山葵とネギで味変することで最後まで美味しくいただく事ができる。
品質の割に価格も驚く程安く 並は千円台。近年、高い・入りづらいといったうなぎ屋のイメージを覆すカジュアルなお店が増えている。蒲焼好きとしては選択肢が増えることは嬉しい限り。

【お店】
2023年6月30日にオープン。白木を基調とした、とてもシンプルで綺麗なお店。4人掛けと2人掛けのテーブル席がそれぞれ2卓ずつとカウンター6席。
うなぎ屋と言えば「無口な頑固親父と落ち着いた女将さん」という勝手なイメージがあるが、この日の店員さんは3人とも若い女性。いずれも金髪で、さながら美容院のスタッフのよう。値段も安くクレジットカードや電子マネーも使用OK。気軽に立ち寄れる美味しいお店。

【値段】
特上2800円(税込)
(直近訪問日:2023.7.12)

【おすすめ度】
★★★★☆




2023年5月3日水曜日

割烹蒲焼わかな

【場所】
神奈川県横浜市中区港町5-20

【味】
備長炭でじっくりと焼かれた身は香ばしく、箸を軽く当てるだけでスッと切れる柔らかさ。程よく残された脂の旨みと醤油が効いた辛口のタレとの馴染みもよい。奇をてらわない正統派の美味しい蒲焼。
また、こちらのうな丼で特筆すべきは超大盛りの熱々ご飯。ご飯には強いこだわりがあり、注文を受けてから一つひとつ炊くとのこと。あらかじめ温められていた丼に 茶碗2杯半分の熱々ご飯が盛られている。とても美味しいご飯であるが、この量を完食するには少しばかり覚悟が必要。

【お店】
創業は今から150年以上前の明治5年の老舗。5階建てのビルの2階と3階がお店で、3階は会席料理を中心とした御座敷、2階はテーブル席でうな丼を中心に焼鳥丼、親子丼等も扱っている。開店前で既に20組ほど並んでいたが、客席数も多いためすぐに店内に案内される。丑の日など繁忙期には1日に2000食もの鰻丼が出るという超人気店。
こちらから何も言わなくても、子どもにはお茶ではなくお冷が出され、スプーンも用意されるなど細やかな気遣いが出来る素晴らしいお店。

【値段】
うな丼3900円(税込)
(直近訪問日:2023.5.3)

【おすすめ度】
★★★★★



2023年1月23日月曜日

印旛沼漁協直営レストラン水産センター 2


 【場所】
千葉県成田市北須賀1622-2

【味】
利根川を上ってきた天然シラスウナギを一年間かけ井戸水で育てたという他ではお目にかかれない貴重な鰻。7年半ぶりの訪問だったが、美味しさが数段アップしていることに驚かされる。
皮目はサクッと焼きあがっていて、とても香ばしいのは昔と同様。身は柔らかながらも適度な歯応えを残し、滲み出る脂の甘さが、芳醇な旨味に変わり 口いっぱいに広がっていく。
最後の一口まで飽きずに堪能できるストレートに美味しい蒲焼。

【お店】
印旛沼漁協直営の鰻専門店。シラスウナギの収穫から養殖そして調理までを一体的に行なっている全国的にも非常にユニークなお店。
外観はまさしく昭和のドライブイン。駐車場も店内も広々。養殖池や周囲の長閑な風景も楽しめる。 
ちなみに鰻価格の高騰に加え、物価高騰も著しい現在だが、7年半前に比べて特上の価格が200円下がっていた。美味しい鰻を作るだけでなく、経営努力も怠らない素晴らしいお店。

【値段】
特上3800円(税込)
(直近訪問日:2023.1.23)

【おすすめ度】
★★★★★

過去の投稿



2022年10月10日月曜日

伊勢屋

 【場所】
茨城県龍ヶ崎市稗柄町125

【味】
うなぎが一尾半。お重にぎっしりと敷詰められ、どこから箸を入れてよいのか悩ましい。
ふっくら感は控えめながら柔らかく丁寧に焼き上げられている。味付けはあっさりだがタレの馴染みが良く、程よく残された脂と調和して、豊かな旨味とコクが感じられる。素朴だがとても美味しい蒲焼き。

【お店】
牛久沼は「うな丼」発祥の地と言われており、かつては湖畔の国道6号沿いには多くのお店が軒を連ね「うなぎ街道」と呼ばれていたらしい。現在では数店のみとなってしまったが、この伊勢屋は明治35年創業で、現存するお店の中では最古とのこと。
歴史を感じさせる木造の玄関に古い鉄筋コンクリートのホテルを結合させたような不思議な建物。
ロビーには誰もおらず厨房に声をかけて中に入る。
店内はテーブル席と座敷席、そして宴会用の大広間もあるらしく とても広々。店員さんは愛想が良く丁寧だが、人手不足らしく終始慌しくしていた。

【値段】
特上うな重 5100円(写真)
(直近訪問日:2022.10.10)

【おすすめ度】
★★★★☆




2022年9月23日金曜日

上町菊屋

 【場所】
千葉県成田市上町553-1

【味】
蒸しが浅めなのか、肉厚の身に弾力が感じられる。しかし、口に入れるとトロッとした食感とともに旨味がじんわりと広がり、この辺りでは主流の甘めのタレと相まって最後まで美味しくいただくことができる。なお、うなぎに合うかどうかは不明だが、ビールや日本酒の他、カクテルやウイスキーなどのアルコールも充実している。

【お店】
成田山表参道沿いに令和4年6月にオープンしたこのお店は、創業約300年の老舗「菊屋」の新店舗。歴史と風情を感じさせる木造の本店とは異なり、重厚で瀟洒な建物。入り口には何故かバーカウンターがあり、一瞬お店を間違えたかと戸惑うが、奥に進むと店内は明るく落ち着いた純和風の設え。2階と合わせて総席数は130とのこと。若い店員がキビキビと動いていてとても感じが良い。

【値段】
国産鰻重 4500円(税込)
(直近訪問日:2022.9.23)

【おすすめ度】
★★★☆☆

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菊屋(2017.1.21)





2022年9月19日月曜日

オオギヤと宇奈とと 西葛西店


 【場所】
東京都江戸川区西葛西6-14-2

【味】
宇奈とと期間限定商品「うなめしギガ増し+」を目当てに訪れたが、こちらのお店では取り扱っていないとのこと・・・。気を取り直し、一番迫力がある「ビックリ重」を注文。お重と言うよりは桶に近い器に大振りのうなぎ一尾丸ごと乗せられ、しかもはみ出している。うなぎだけではなくご飯もビックリサイズ(うな丼の約3倍とのこと)なので、食の細い人は注意が必要。
この大きさと値段からして国産ではないと思われるが、備長炭で焼かれた身は香ばしく、うなぎの旨味が口の中に染みわたる とても美味しい蒲焼。

【お店】
焼鳥の「扇屋」と「宇奈とと」のダブルネーム店。焼鳥とうなぎ、そして各種お酒をリーズナブルに一度に味わうことができる画期的なお店。
西葛西店は、昭和の雰囲気漂う線路下メトロセンターの中。店内は広く、接客の感じも良いのでとても入りやすい。

【値段】
ビックリ重 2500円(税込)
(直近訪問日:2022.9.19)

【おすすめ度】
★★★☆☆

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2022年7月8日金曜日

江戸屋うなぎ店

 【場所】
千葉県流山市加6-1329

【味】
身厚で大振りのうなぎが一尾。蒸さない地焼きという事もあり、箸を入れても中々切れない硬い身だが、この食感が、甘く濃厚なタレと脂の甘味、そして備長炭で焼かれた香ばしさとが相まって、力強い旨みと野性味を感じさせる。
注文後、メニュー外に「国産新仔青うなぎ」がある事が発覚。青うなぎの新仔(養殖1年以内の成長の早いうなぎ)はとても柔らかなうなぎなので、次回の楽しみとしたい。

【お店】
流山駅から少し離れた旧街道沿いのお店。創業70年余の老舗で、口コミ等でも高く評価されている。
テーブル席と小上がりで40席程度だが、開店から30分後には、平日にもかかわらずほぼ満席。唯一空いていた狭目の2人席に案内されるが、広い席が空いたところで、すかさず席を変えてくれた。接客はとても感じが良い。

【値段】
鰻重特々4000
(直近訪問日:2022.7.8)

【おすすめ度】
★★★☆☆





2022年5月4日水曜日

浅草うな鐡 浅草駅前本店


 【場所】
東京都台東区浅草花川戸1-2-11

【味】
浅草うな鐡と言えば ひつまぶしと言う事で、普通のひつまぶしに加え、とても珍しい塩ひつまぶしを注文。「御膳」にすると鰻巻、鰻ざく、鰻ハムが付く。
両方ともうなぎを蒸さずに備長炭で焼き上げた地焼き。パリッと香ばしく程よく脂が乗っている。
塩ひつまぶしは、塩山椒、本山葵、柚子、シソ、そして出汁で味変を楽しみながら うなぎ本来の風味と香りを堪能する事ができる。
タレのひつまぶしは、芳醇な旨味と甘味を味わいながら、小細工をせずにそのままで食べるのが一番だと思われる。

【お店】
「うな鐡」という名のうなぎ屋は浅草の他、新宿や渋谷、池袋等でも見られるが、経営はそれぞれ別とのこと。
浅草うな鐡は「うなぎ百撰」の加盟店。隅田川沿いに本店、国際通り沿いに国際通り店がある。
ひつまぶし、うな重の他、鰻串、鰻たたき、肝刺などの一品料理も充実。
1階にはカウンター席もあり、一人でも入りやすい。

【値段】 

浅草ひつまぶし うな鐡御膳4900円(税込)
塩ひつまぶし うな鐡御膳5000円(税込)
(直近訪問日 2022.5.4)

【おすすめ度】
★★★★☆


2022年4月29日金曜日

横浜八十八(やそはち) 吉田町店

 【場所】
神奈川県横浜市中区吉田町10

【味】
うなぎ一尾半の「天丸」を注文。本日のうなぎは宮崎産とのこと。身厚だがとても柔らかくホクホク。程よく脂も乗っていて、噛む程に旨味とコクが口いっぱいに広がる。タレは醤油と味醂のみのキリッとした辛口で、硬めに炊かれた米との相性は抜群。値段は高いが、噂どおりの美味しい蒲焼。

【お店】
明治43年、横浜伊勢崎町に割烹蒲焼店として創業。横浜きってのうなぎの名店として百余年を迎えている。平成13年に一時閉店したが、平成25年に復活し、現在3店舗を展開している。
吉田町店は、大正時代から続いた銀行の跡地で、当時の雰囲気を残したまま客室として利用している。老舗の鰻屋としては珍しく、大正ロマンを感じさせるハイカラなお店。

【値段】 

天丸 8778円(税込)
(直近訪問日 2022.04.29)

【おすすめ度】
★★★★★


2022年3月29日火曜日

宇奈とと 八丁堀店


 【場所】
東京都中央区八丁堀3-18-7

【味】
「うなめしギガ増し+」を注文。通常メニューの「うなめし」の鰻の量を4倍にした期間限定商品。なんと値段は税込1100円。
注文から出来上がりまで約5分と超速で、格安うなぎではあるが、細かく刻まれていて固さは感じられない。備長炭で焼かれた身は香ばしく、皮目はサクッと中身はねっとりとした食感。時間とお金が無くても美味しい蒲焼が堪能できる素晴らしいお店。

【お店】
うなぎは高級料理で、焼き上がりまでの長い時間を待つのも愉しみの一つであるとよく言われる。しかし、宇奈ととは「安い、早い、旨い」をモットーにうなぎ屋の常識を打ち破る全国チェーンのお店。550円からうな丼を食べることができる。
八丁堀店は駅近で鍛冶橋通りに面している。店内はカウンターのみで通路も狭く、昔の牛丼屋を思い出させる。店員は皆元気で感じが良い。

【値段】
うなめしギガ増し+  1100円(税込)
(直近訪問日:2022.3.29)

【おすすめ度】
★★★☆☆

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2022年3月21日月曜日

又兵衛 船形店 2


【場所】
千葉県成田市船形1562-2

【味】
こちらでは「直火焼き」と「蒸し」が選択できる。今回は蒸しを注文。身は柔らか過ぎず適度な弾力で脂も程よく残されている。甘目のタレと熱々ご飯は、この辺りのお店の特徴で、個人的にはやや好みではないが、今時2千円台で本格的なうな重が食べられる貴重なお店。

【お店】
成田山参道ほか宗吾霊堂前等で佃煮・甘露煮を販売しているお店が経営するうなぎ屋。うなぎ街道沿いの「い志ばし」「かどかわ」の少し先にある。建物は簡素なプレハブ造り。店前に堀があり橋を渡って入店するのが面白い。店内は座敷4卓、テーブル3卓、カウンター5席。駅から遠く立地は悪いが、ひっきりなしにお客が出入りしている人気店。

【値段】
うな重2,640 
(直近訪問日:2022.3.21)

【おすすめ度】
★★★☆☆

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