2022年10月10日月曜日

伊勢屋

 【場所】
茨城県龍ヶ崎市稗柄町125

【味】
うなぎが一尾半。お重にぎっしりと敷詰められ、どこから箸を入れてよいのか悩ましい。
ふっくら感は控えめながら柔らかく丁寧に焼き上げられている。味付けはあっさりだがタレの馴染みが良く、程よく残された脂と調和して、豊かな旨味とコクが感じられる。素朴だがとても美味しい蒲焼き。

【お店】
牛久沼は「うな丼」発祥の地と言われており、かつては湖畔の国道6号沿いには多くのお店が軒を連ね「うなぎ街道」と呼ばれていたらしい。現在では数店のみとなってしまったが、この伊勢屋は明治35年創業で、現存するお店の中では最古とのこと。
歴史を感じさせる木造の玄関に古い鉄筋コンクリートのホテルを結合させたような不思議な建物。
ロビーには誰もおらず厨房に声をかけて中に入る。
店内はテーブル席と座敷席、そして宴会用の大広間もあるらしく とても広々。店員さんは愛想が良く丁寧だが、人手不足らしく終始慌しくしていた。

【値段】
特上うな重 5100円(写真)
(直近訪問日:2022.10.10)

【おすすめ度】
★★★★☆




2022年9月23日金曜日

上町菊屋

 【場所】
千葉県成田市上町553-1

【味】
蒸しが浅めなのか、肉厚の身に弾力が感じられる。しかし、口に入れるとトロッとした食感とともに旨味がじんわりと広がり、この辺りでは主流の甘めのタレと相まって最後まで美味しくいただくことができる。なお、うなぎに合うかどうかは不明だが、ビールや日本酒の他、カクテルやウイスキーなどのアルコールも充実している。

【お店】
成田山表参道沿いに令和4年6月にオープンしたこのお店は、創業約300年の老舗「菊屋」の新店舗。歴史と風情を感じさせる木造の本店とは異なり、重厚で瀟洒な建物。入り口には何故かバーカウンターがあり、一瞬お店を間違えたかと戸惑うが、奥に進むと店内は明るく落ち着いた純和風の設え。2階と合わせて総席数は130とのこと。若い店員がキビキビと動いていてとても感じが良い。

【値段】
国産鰻重 4500円(税込)
(直近訪問日:2022.9.23)

【おすすめ度】
★★★☆☆

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2022年9月19日月曜日

オオギヤと宇奈とと 西葛西店


 【場所】
東京都江戸川区西葛西6-14-2

【味】
宇奈とと期間限定商品「うなめしギガ増し+」を目当てに訪れたが、こちらのお店では取り扱っていないとのこと・・・。気を取り直し、一番迫力がある「ビックリ重」を注文。お重と言うよりは桶に近い器に大振りのうなぎ一尾丸ごと乗せられ、しかもはみ出している。うなぎだけではなくご飯もビックリサイズ(うな丼の約3倍とのこと)なので、食の細い人は注意が必要。
この大きさと値段からして国産ではないと思われるが、備長炭で焼かれた身は香ばしく、うなぎの旨味が口の中に染みわたる とても美味しい蒲焼。

【お店】
焼鳥の「扇屋」と「宇奈とと」のダブルネーム店。焼鳥とうなぎ、そして各種お酒をリーズナブルに一度に味わうことができる画期的なお店。
西葛西店は、昭和の雰囲気漂う線路下メトロセンターの中。店内は広く、接客の感じも良いのでとても入りやすい。

【値段】
ビックリ重 2500円(税込)
(直近訪問日:2022.9.19)

【おすすめ度】
★★★☆☆

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2022年7月8日金曜日

江戸屋うなぎ店

 【場所】
千葉県流山市加6-1329

【味】
身厚で大振りのうなぎが一尾。蒸さない地焼きという事もあり、箸を入れても中々切れない硬い身だが、この食感が、甘く濃厚なタレと脂の甘味、そして備長炭で焼かれた香ばしさとが相まって、力強い旨みと野性味を感じさせる。
注文後、メニュー外に「国産新仔青うなぎ」がある事が発覚。青うなぎの新仔(養殖1年以内の成長の早いうなぎ)はとても柔らかなうなぎなので、次回の楽しみとしたい。

【お店】
流山駅から少し離れた旧街道沿いのお店。創業70年余の老舗で、口コミ等でも高く評価されている。
テーブル席と小上がりで40席程度だが、開店から30分後には、平日にもかかわらずほぼ満席。唯一空いていた狭目の2人席に案内されるが、広い席が空いたところで、すかさず席を変えてくれた。接客はとても感じが良い。

【値段】
鰻重特々4000
(直近訪問日:2022.7.8)

【おすすめ度】
★★★☆☆





2022年5月4日水曜日

浅草うな鐡 浅草駅前本店


 【場所】
東京都台東区浅草花川戸1-2-11

【味】
浅草うな鐡と言えば ひつまぶしと言う事で、普通のひつまぶしに加え、とても珍しい塩ひつまぶしを注文。「御膳」にすると鰻巻、鰻ざく、鰻ハムが付く。
両方ともうなぎを蒸さずに備長炭で焼き上げた地焼き。パリッと香ばしく程よく脂が乗っている。
塩ひつまぶしは、塩山椒、本山葵、柚子、シソ、そして出汁で味変を楽しみながら うなぎ本来の風味と香りを堪能する事ができる。
タレのひつまぶしは、芳醇な旨味と甘味を味わいながら、小細工をせずにそのままで食べるのが一番だと思われる。

【お店】
「うな鐡」という名のうなぎ屋は浅草の他、新宿や渋谷、池袋等でも見られるが、経営はそれぞれ別とのこと。
浅草うな鐡は「うなぎ百撰」の加盟店。隅田川沿いに本店、国際通り沿いに国際通り店がある。
ひつまぶし、うな重の他、鰻串、鰻たたき、肝刺などの一品料理も充実。
1階にはカウンター席もあり、一人でも入りやすい。

【値段】 

浅草ひつまぶし うな鐡御膳4900円(税込)
塩ひつまぶし うな鐡御膳5000円(税込)
(直近訪問日 2022.5.4)

【おすすめ度】
★★★★☆


2022年4月29日金曜日

横浜八十八(やそはち) 吉田町店

 【場所】
神奈川県横浜市中区吉田町10

【味】
うなぎ一尾半の「天丸」を注文。本日のうなぎは宮崎産とのこと。身厚だがとても柔らかくホクホク。程よく脂も乗っていて、噛む程に旨味とコクが口いっぱいに広がる。タレは醤油と味醂のみのキリッとした辛口で、硬めに炊かれた米との相性は抜群。値段は高いが、噂どおりの美味しい蒲焼。

【お店】
明治43年、横浜伊勢崎町に割烹蒲焼店として創業。横浜きってのうなぎの名店として百余年を迎えている。平成13年に一時閉店したが、平成25年に復活し、現在3店舗を展開している。
吉田町店は、大正時代から続いた銀行の跡地で、当時の雰囲気を残したまま客室として利用している。老舗の鰻屋としては珍しく、大正ロマンを感じさせるハイカラなお店。

【値段】 

天丸 8778円(税込)
(直近訪問日 2022.04.29)

【おすすめ度】
★★★★★


2022年3月29日火曜日

宇奈とと 八丁堀店


 【場所】
東京都中央区八丁堀3-18-7

【味】
「うなめしギガ増し+」を注文。通常メニューの「うなめし」の鰻の量を4倍にした期間限定商品。なんと値段は税込1100円。
注文から出来上がりまで約5分と超速で、格安うなぎではあるが、細かく刻まれていて固さは感じられない。備長炭で焼かれた身は香ばしく、皮目はサクッと中身はねっとりとした食感。時間とお金が無くても美味しい蒲焼が堪能できる素晴らしいお店。

【お店】
うなぎは高級料理で、焼き上がりまでの長い時間を待つのも愉しみの一つであるとよく言われる。しかし、宇奈ととは「安い、早い、旨い」をモットーにうなぎ屋の常識を打ち破る全国チェーンのお店。550円からうな丼を食べることができる。
八丁堀店は駅近で鍛冶橋通りに面している。店内はカウンターのみで通路も狭く、昔の牛丼屋を思い出させる。店員は皆元気で感じが良い。

【値段】
うなめしギガ増し+  1100円(税込)
(直近訪問日:2022.3.29)

【おすすめ度】
★★★☆☆

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2022年3月21日月曜日

又兵衛 船形店 2


【場所】
千葉県成田市船形1562-2

【味】
こちらでは「直火焼き」と「蒸し」が選択できる。今回は蒸しを注文。身は柔らか過ぎず適度な弾力で脂も程よく残されている。甘目のタレと熱々ご飯は、この辺りのお店の特徴で、個人的にはやや好みではないが、今時2千円台で本格的なうな重が食べられる貴重なお店。

【お店】
成田山参道ほか宗吾霊堂前等で佃煮・甘露煮を販売しているお店が経営するうなぎ屋。うなぎ街道沿いの「い志ばし」「かどかわ」の少し先にある。建物は簡素なプレハブ造り。店前に堀があり橋を渡って入店するのが面白い。店内は座敷4卓、テーブル3卓、カウンター5席。駅から遠く立地は悪いが、ひっきりなしにお客が出入りしている人気店。

【値段】
うな重2,640 
(直近訪問日:2022.3.21)

【おすすめ度】
★★★☆☆

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又兵衛船形店 (2017年9月)




2022年3月16日水曜日

にょろ助 東南屋 浅草

 【場所】
東京都台東区浅草1-33-5

【味】
一尾300g超えのうなぎは迫力満点。太物・身厚うなぎは大味である事が多いが、こちらのうなぎは、柔らかながらも身は引き締まり、豊かな風味も感じられる。
関西風にサクッと焼き上げられていて、香ばしく、食感も素晴らしい。身の脂と甘く濃厚なタレとが相まって力強い野性味を醸し出している。

【お店】
浅草観音通りメトロ商店会の賑やかな一角に位置するお店。長年にわたり、どじょう鍋、すき焼きを扱ってきた東南屋(たつみや)が、昨今 際コーポレーションが手がけるうなぎ屋「にょろ助」としてリニューアルオープンしたとのこと。
お店は田舎の古民家風。高級感漂う銀座店と違い、浅草店は庶民的で入りやすい。
蒲焼の他、鰻刺身、鰻ハム、煮凍りといった一品料理も豊富。

【値段】
うな重 極み 4800円(税込)
(直近訪問日:2022.3.16)

【おすすめ度】
★★★★★ 

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にょろ助 銀座(2021年4月)




2022年2月13日日曜日

竹葉亭 銀座店

 【場所】
東京都中央区銀座5-8-3

【味】

美しい照りと艶をまとった身は、箸を当てるだけでスッと切れるほど柔らかい。タレはあっさりだが うなぎ本来の旨味を引き立てていて、噛むほどに深みが増していく緻密な味付けが素晴らしい。木挽町本店の芳醇な備長炭の香ばしさと豊かな風味には わずかに及ばないが、とても美味しい蒲焼。

【お店】
竹葉亭は、江戸末期から約150年続く老舗で、夏目漱石や永井荷風などの文芸作品にもよく登場している。本家の竹葉亭は、木挽町本店、銀座店、横浜そごう店の3店舗。大阪と名古屋には、本家から暖簾分けされた東京竹葉亭と大阪竹葉亭がそれぞれ店舗を展開しているとのこと。
銀座店は、銀座4丁目交差点のすぐ側のビルの中。料亭風の本店とは異なり風情は感じられないが、利便性はとても良く気軽に利用できる。地下と1階はテーブル席、2階は畳敷でテーブルと座敷席となっている。

【値段】 
うなぎお重 4180円(税込)
(直近訪問日 2022.2.13)

【おすすめ度】
★★★★★

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2022年1月26日水曜日

田川家


 【場所】
千葉県成田市本町334

【味】
注文してから調理時間は10分程。先客もまばらであることから、見込みで調理していたのではなく、作り置きの蒲焼を焼き直したものと思われる。
蓋を開けると醤油の香りが鼻先をかすめる。一口頬張ると、やはりタレは醤油の効いた辛口。若干しょっぱいが、これはこれで悪くない。程良く脂の乗った柔らかな身にタレが染み込んで、硬めに炊かれたご飯がよく進む。
うなぎ専門店ではなく、駐車場から近いという理由で適当に飛び込んだ店であったが、予想外に美味しい蒲焼に出会うことができた。

【お店】

成田山参道には、うなぎを扱うお店が約60軒あると言われているが、こちらもそのひとつ。うなぎの他、天ぷら、カツ丼、そば・うどんなどメニューは幅広い。口コミを見ると穴子料理がおすすめな模様。間口は狭いが奥は広く、綺麗で入りやすいお店。


【値段】
上うな重4500円(税込)
(直近訪問日:2022.1.26)

【おすすめ度】
★★★☆☆



2022年1月3日月曜日

うなぎ やっこ


 【場所】
東京都台東区浅草1-10-2

【味】
令和4年の初うな重。
身がくずれる寸前まで柔らかく蒸され、備長炭で丁寧に焼き上げられている。最初はあっさりだが、噛むほどにうなぎの旨味と甘味がじわりと口の中に広がり、豊かな味わいに変化していく。薄味で主張し過ぎないタレと絶妙な焼き加減が鰻本来の風味を引き立てている。江戸前流うなぎの伝統と技を感じさせる絶品蒲焼。

【お店】
創業は今から200年以上前の寛政年間。幕末には勝海舟やジョン万次郎も通っていたと言われている名店。夏目漱石の「虞美人草」「彼岸過迄」に登場することでも知られている。
老舗ではあるが、店内1階は綺麗な高級中華料理店のような雰囲気。2階は純和風で個室と大広間を備えている。
正月で混雑する中でも和服の店員さんは皆気さくで、細やかな気遣いがありがたい。

【値段】
うな重桜4400円(税込)
(直近訪問日:2021.1.3)

【おすすめ度】
★★★★★



2021年12月19日日曜日

國之家



 【場所】
千葉県成田市仲町390

【味】
関東風の蒲焼であるが、ふっくら感は控えめで、適度な食感を残してしっかりと焼き上げられている。甘目のタレが染み込んだ焦げ目の香ばしさが食欲をそそる。脂の乗った身からは川魚の風味も感じられ、中々良質なうなぎに当たった模様。ご飯が熱々であったことと、水気が多くベチャついていたのが残念。


【お店】
成田山参道も年末ということで人出は少なめ。しかし、川豊、菊屋、近江屋といったうなぎ激戦地の昼時は、相変わらず多くの人で賑わっていた。
國之家は、この一角からほんの数軒離れているだけだが、人出は大分落ち着いていて、ゆっくりと食事ができる。参道のお店としては珍しく、朝9時から夜の9時頃までと営業時間がとても長い。黒地に金文字の立派な看板が目印。

【値段】
上うな重4000円(税込)
(直近訪問日:2021.12.19)

【おすすめ度】
★★★☆☆




2021年11月7日日曜日

川昌本店

【場所】
埼玉県北葛飾郡松伏町金杉1511-2

【味】
こちらの鰻重は、関東風と関西風、蒲焼と白焼など多彩な焼き方を自由に選ぶことができる。せっかくなので、これら全てを一度に味わうことのできる「白東西重」を注文。
旨味とコクの関東風、サクッと香ばしい関西風、さっぱりとした上質な風味の白焼きと、それぞれの美味しさが堪能できる。
うな丼をトロトロの半熟卵で閉じた看板メニュー「金のうな丼」も風味豊かで美味しいが、蒲焼好きとしては、蒲焼はそのまま蒲焼として楽しみたいところ。

【お店】
田畑が広がる広域農道沿いに忽然と現れる朽ち果てた倉庫のような建物は、古い醤油蔵を移築したとのこと。中に入ると一転、洒落た古民家風の佇まい。照明を抑えた部屋にはジャズが流れていて モダンな雰囲気を醸し出している。
実はこちらは、テレビや雑誌等で何度も紹介されている有名なお店。芸能人のサインがたくさん飾られている。「金のうな丼」をはじめ、うなぎの燻製や刺身、うなぎの昆布締めなど他ではお目にかかれない創作料理が充実している。

【値段】
白東西重 極 6930円(税込)
金のうな丼 2420円(税込)
(直近訪問日:2021.11.7)

【おすすめ度】
★★★★☆












2021年10月26日火曜日

尾花


【場所】
東京都荒川区南千住5-33-1

【味】
注文してから待つ事1時間。蓋を開けると焼きムラのない見事な飴色が視界に飛び込む。
身は極めて柔らかく、ほんのりと炭火の香ばしさが広がった後、口中でほどけて脂の甘みと旨味の余韻だけが残る。タレは老舗にしては珍しくやや甘め。全体的にあっさりとまとまっているが、繊細で奥深さが感じられる。
値段と待ち時間に見合うかどうかは別にして、手の込んだとても美味しい蒲焼。

【お店】
〝東の横綱〟と称され、圧倒的な人気を誇る名店。その味は日本一(つまり世界一)と言う声も少なくない。
自分には敷居が高く、運が悪ければ入店するだけでも数時間並ばなければならないことや、南千住という微妙な立地から、これまで訪問を躊躇していた。しかし、新型コロナ第5波が収束しつつある今、これまでの厄を払うためにと無理矢理自分に言い聞かせて意を決し初訪問。
開店1時間前に到着するが、既に5組が並んでいた。開店時の待人は20人位だろうか。いつもよりは大分空いている模様。客層は老若男女、団体から一人客と様々。
外観は神社仏閣のような重厚な佇まい。実際に敷地内には立派なお稲荷さんが祀られており、凛とした空気が流れている。
室内は十分過ぎるほど座席間隔が確保されており、綺麗に磨き上げられた廊下とほのかに漂うお香が老舗の矜持を感じさせる。

【値段】
鰻重6930円(税込)
焼鳥(2本)1320円(税込)
(直近訪問日:2020.10.26)

【おすすめ度】
★★★★★


2021年10月20日水曜日

ひょうたん屋 1丁目店

 【場所】
東京都中央区銀座1-13-9

【味】
関西風の地焼き蒲焼。あらかじめ串に刺しておいたうなぎを蒸さずに焼き上げるので、調理時間は15分程。忙しいビジネス客が多いためか、注文を受けてから捌いている時間はないのだと勝手に納得。
蒸さない関西風ではあるが、弱めの炭火でじっくりと焼いているためか、サクッとした食感は控えめ。代わりにこれまで経験したことのない引き締まった弾力が特徴的。醤油が勝った辛口のタレを纏った身を頬張ると、脂の甘みとコクが口中に広がるとても美味しい蒲焼。

【お店】
カウンターを中心とした小さく気取らないお店。戦後間もない1946年に創業したとのこと。
カウンター7席のほか奥にはテーブル席がある模様。店内は極めて狭く、カウンターに座れば焼き場は目の前。至近距離で蒲焼を焼いている様子を見る事ができる。
メニューはうな重とお新香のみ。長居はせず、サッと食べてサッと帰る粋な江戸っ子には丁度良いと思われる。そのためか一人客、特に女性の姿も多く見られた。
ちなみに6丁目店は、もう少し広くてカジュアル。一品料理も充実しているので、目的と気分によって使い分けるのも良いと思う。

【値段】
特上4300円(税込)
(直近訪問日:2021.10.20)

【おすすめ度】
★★★★☆



2021年8月31日火曜日

そめや (2)

 【場所】
千葉県市川市相之川1-26-1

【味】
非常事態宣言下で遠出を控えているため、近隣のお店に7年振りの訪問。前回は全体的にまったりと淡白な印象であったが、紀州備長炭で焼き上げられた身は香ばしく、柔らかながらも適度な歯応えが感じられる。タレはさっぱりだがキレが良く、うなぎ本来の甘味を引き立てている。
お椀から溢れんばかりのアサリの味噌汁は当時と変わりなく、大満足な一杯。

【お店】
地方の魚屋のような外観。中に入ると 店主が自ら描いたという個性的な絵画が多数飾られている。座敷、テーブル席のほかカウンター席もあり、一人でも多人数でも利用可。交通の便は悪いが、店の裏に5〜6台分の駐車場がある。

【値段】
3740円(税込)
直近訪問日 2021.08.31

【おすすめ度】
★★★☆☆

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2021年5月4日火曜日

鰻割烹 新川


【場所】
千葉県流山市西深井825

【味】
注文したのは昼膳会席。九州産鰻重に前菜、天麩羅、デザート等が付く。ちなみにこちらでは、九州産養殖うなぎのほか、究極の養殖ブランドうなぎ「坂東太郎」も扱っている。
うなぎはやや硬めでご飯の水気が多いのは残念だが、旨味が程よく広がり味のムラもない。素朴で昔懐かしさを感じさせる蒲焼。タレは、流山が誇る本みりんとお隣の野田の醤油が融合して生み出されたものと思われ、甘目ながらもキレが良く、うなぎ本来の味を引き立てている。

【お店】
利根運河畔の木々に囲まれたお屋敷風のお店。創業は明治25年でもうじき130年を迎える老舗。広々とした敷地には、このお店のほか、洋食の「ブラッスリーしんかわ」やガーデンサロンがあり、どことなく別荘地の風情を醸し出している。
予約をしていないにもかかわらず丁寧な出迎えを受けて2階に案内される。落ち着いたモダンな和室と調度品が格式の高さを感じさせる。接客は素晴らしく、会席を頼んでいない子どもにもデザートと紅茶をサービスしてくれた。
コロナ禍でどこにも行けないゴールデンウィークであったが、県内近場ながら非日常感と観光気分を味わう事ができた。

【値段】
昼膳会席5500円(税別)
(直近訪問日:2021.05.04)

【おすすめ度】
★★★★☆







2021年4月16日金曜日

にょろ助 銀座

【場所】
東京都中央区銀座6-12-7

【味】
これから捌く生きたうなぎを木箱に入れて見せてくれる。そして約30分後に運ばれてきたお重には、蒲焼と白焼がそれぞれ一尾ずつ重なり合い、しかもお重から大きくはみ出している。この超豪華鰻重が、銀座という地にもかかわらず4500(税別)で提供されているのは、まさに令和の奇跡。
味も本格的で、蒸さない関西風の地焼きではあるが、適度に歯応えを残しつつ充分に柔らかい。蒲焼は甘めのタレが身の焦げ目と絡み合い、力強い旨味と野性味を醸し出し、白焼では脂が乗ったねっとりとした食感と鼻に抜ける備長炭の香ばしさを堪能できる。
そして特筆すべきは生山椒。味噌と和えているとの事だが、うなぎとの相性が抜群なだけではなく、これだけでもお酒の肴になる優れ物。
見て良し、食べて良しの贅沢極まりないうな重。

【お店】
にょろ助は、紅虎餃子房を全国に展開する際コーポレーションが運営しているうなぎ屋で、銀座のほか赤坂、渋谷、浅草等に店舗を構える。店内は薄暗く、半個室が中心でゆっくりとくつろいで食事を楽しむことができる。
店員さんも親切で、一品料理をはじめうなぎの美味しい食べ方を丁寧に説明してくれる。
現在は、コロナ禍の特別価格で絶品うな重を食べることができる。

【値段】
鰻重極上(イ)4500円(税別)
(直近訪問日:2021.04.16)

【おすすめ度】
★★★★★ 

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2021年3月20日土曜日

レストハウスとみい


【場所】

千葉県印西市吉高2215-3

【味】
うなぎは大きく身厚でご飯はぎっしり。とても食べ応えのあるうな重。
分厚い身を頬張ると、皮はパリッと焼かれていて香ばしく、身は柔らかで、ふっくらながらも適度な歯応えを残している。大振りのうなぎだが、コクと旨味も充分に閉じ込められていて、甘く濃厚なタレとの相性が良い。お刺身も付いてボリューム満点なのにペロッと完食できる美味しい蒲焼。


【お店】
宗吾霊堂を起点とする、いわゆる「うなぎ街道」を越えて印西市に入り、さらに3〜4km程のところにあるうなぎ屋。川魚や天ぷらなども扱っており「レストハウス」と称しているが、外壁の「うなぎ」の文字と入口ののぼり、注文を受けてからうなぎを捌くという徹底ぶりから、紛れもなくここはうなぎ屋である。店内は昭和のドライブインといった雰囲気。女将さんが元気に駆け回っていて、賑やかで楽しいお店。

【値段】
うな重2900円(税込)
(直近訪問日:2021.03.20)

【おすすめ度】
★★★★☆




2021年3月10日水曜日

喜代川


 【場所】
東京都中央区日本橋小網町10-5

【味】
開店時間に予約を入れていたため、待ち時間わずか10分程で、うっすらと焦げ目をつけながら飴色に焼き上げられた蒲焼が登場。口に含むと川魚の爽やな香ばしさが広がる。とろけるように柔らかい身にほんのりと残された脂が、見た目よりも醤油が強くキリッとしたタレと調和して、噛むほどに旨味とコクが深まっていく。奇をてらわない正統派の江戸前流蒲焼であるが、その奥に秘められた伝統と職人技が感じられる上品で美味しい蒲焼。

【お店】
日本橋のオフィス街の路地裏に佇む 築90年の風情溢れる建物は登録有形文化財に指定されている。創業は明治7年とのことで、もうじき150年を迎える格式の高い老舗である。
一階は気軽にうなぎを食べられるテーブル席。4人テーブル3卓と2人テーブル1卓と非常にコンパクト。二階は寛ぎながらコース料理が堪能できる個室となっており、渡辺淳一の「化身」の舞台となったことでも知られている。

【値段】うな重竹 4500円(税別)
(直近訪問日:2021.03.10)

【おすすめ度】
★★★★★




2021年3月3日水曜日

うなぎ四代目菊川 ムスブ田町店


【場所】
東京都港区芝浦3-1-1 田町ステーションタワーN1F

【味】
注文したのは評判の「蒲焼一本重」。うなぎ一本をそのまま使った斬新かつインパクト抜群な蒲焼。調理法は名古屋流で、関西と同じ腹開きの地焼き。
信楽焼のお重は大きくて重いため、お椀によそっていただく。身は柔らかだが皮目は厚く硬い。箸では簡単に切れない硬さだが口に入れてびっくり。とても香ばしく、これ程までのサクッと感は今まで味わった事がない。身厚なうなぎを強力な備長炭で一気に焼き上げたのがよくわかる。身に閉じ込められた旨味と甘いタレが硬めのご飯と相まってとても美味しい。山椒は高知の仁淀川山椒を使用し、濃厚な味付けの蒲焼を爽やかに和らげてくれる。

【お店】
東京の「五代目野田岩」や「きくかわ」と混同しそうな店名だが、こちらは創業90年の老舗卸問屋が経営し、とことん一本鰻にこだわる名古屋の名店。2020年8月に東京に初進出した。店内は、高級感が漂う落ち着いた雰囲気。カウンター席、テーブル席に加えてソファー席や個室もある。ガラス越しに焼き場と厨房が見渡せる。

【値段】蒲焼一本重4980円(税込)
(直近訪問日:2021.03.03)

【おすすめ度】
★★★★★




2020年12月30日水曜日

はんなり亭

 【場所】
千葉県船橋市前原西1-6-4

【味】
宮崎佐土原のブランド養殖うなぎ「和匠うなぎ」を使用。最上位の「厳選」が品切れとのことで特上を注文。それでもかなりの特大うなぎ。大きく分厚い身は、柔らかいが適度な弾力がある。脂が乗っており、やや甘めのタレと相まって舌に絡みつく濃厚な味わい。太物という事もあって、やや一本調子に感じられたものの、食べ応えがあり美味しい蒲焼。

【お店】
1999年創業の比較的新しいお店で、船橋では最も人気のあるうなぎ屋のひとつ。天然木造りの純和風の店内にはジャズが流れているが、不思議と違和感を感じさせない落ち着いた雰囲気。テーブル席5卓にL字のカウンター席があり、一人客でも入りやすい。
駐車場は店前に2台分と近場に4台分、少し離れた場所に3台分あるが、店前以外は少しわかりづらい。また、小学生未満は入店出来ないので注意が必要。
年末の最終営業日の正午過ぎに訪問したが、さすがに人気店だけあって30分程待って入店。
接客は細やかな気遣いが感じられ、帰りには厨房からも「ありがとうございました」と声がかかる。とても気持ちの良いお店。

【値段】
和匠うな重厳選4000円(税別)
(直近訪問日:2020.12.30

【おすすめ度】
★★★☆☆






2020年12月21日月曜日

うなぎ新川本店

【場所】
千葉県成田市新田28-1

【味】
程よい焼き目をつけたうなぎがお重からはみ出して登場。身は箸を当てるとスッと切れる程柔らかい。贅沢に頬張ると、香ばしさとともにまったりとした脂の甘みが口いっぱいに広がり、濃厚な旨みの余韻がいつまでも続く。
4年前は一番高い新川重でも2500円と圧倒的なコストパフォーマンスを誇っていたが、現在では同じ新川重が4500円と大幅アップ。しかし、それでもまだまだ安いと感じられるほど美味しくて満足度の高い絶品蒲焼。

【お店】
活鰻卸問屋直営のお店。成田といってもうなぎで有名な成田山参道や宗吾のうなぎ街道ではなく、成田空港の近くにある。敷地内にはうなぎの立て場があり、新鮮なうなぎの管理と選別を行なっている。お店は一切の無駄を排した簡素な造りでこじんまりとしているが新しくきれい。月曜日の開店直後に行ったため空いていたが、土日祝日は混み合う事が多く予約が必須。

【値段】
新川重 4500円(税別)
(直近訪問日:2020.12.21

【おすすめ度】
★★★★★

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2020年11月8日日曜日

千歳家

【場所】
千葉県野田市中野台346

【味】
うなぎは鹿児島県産。全体にきれいな焼き色がついている。これは、焦げてしまったのではなく、香ばしく仕上げるためにあえて焦げを入れているものと思われる。身はほくほくで柔らかながらも、蒸しは浅めで適度な歯応えを残している。タレは、醤油の風味がしっかり残る尖ったタイプであるが、不思議とあっさりしていて、脂の甘みと旨味をうまく引き立てている。奇をてらわない老舗らしいシンプルでとても美味しい蒲焼。

【お店】
野田は、言わずと知れた醤油の街。そして東に江戸川、西に利根川が流れていることから、うなぎの老舗も少なくない。
千歳家は、壁を木格子で覆った風格漂う日本家屋で、大正13年創業とのこと。うなぎ百撰のお店。
店内は広く、1階にはテーブル席3卓、小上がり3卓と個室がある。内装は純和風で入口と通路脇には竹が植えられており、落ち着いた雰囲気。接客も丁寧で気持ちが良いお店。

【値段】
鰻重竹4100円(税込)
(直近訪問日:2020.11.8)

【おすすめ度】
★★★★☆



2020年10月28日水曜日

うな富士 有楽町店

【場所】
東京都千代田区内幸町1-7-1

【味】
注文したのは、話題の「肝入り上うな丼」。特大肝焼きを頂上に、肉厚で脂がのった特大青うなぎが、四方に広がる。
関西風の地焼きで、蒸してはいないが、超高温の炭火で表面を一気に焼き上げているため、外のサクッとした食感と中の適度なトロッと感、そして身に閉じ込められた旨味と脂味を堪能することができる。
名古屋のお店ということで味付けは甘く濃厚かと思いきや、タレは甘めながらも全体的に意外とあっさり。
その他、ご飯の中にうなぎが一切れ隠れていたり、お吸い物が蛤であったり、うざくが小鉢についたり、きゅうりの漬物が食べ放題であったりと、感動がとまらない一品。

【お店】
「名古屋の大人気店がついに都内初進出!」と大々的にテレビやネットで取り上げられていたことから、取り急ぎ訪問。
うなぎ屋というと、創業は江戸時代といった超老舗も珍しくはない。しかし名古屋の本店は、平成7年に創業し、25年でミシュランビブグルマンを受賞したという実力店。有楽町店は9月にオープンしたJR高架下の「日比谷OKUROJI」の一角にある。行列を覚悟していたが、開店15分前に到着し一番乗り。その後は徐々にお客が増えて、帰る頃にはほぼ満席になっていた。テーブル席、可動式の個室に加えてカウンター席もあるので、一人でも大人数でも気兼ねなく蒲焼を楽しむ事ができる。。

【値段】
肝入り上うなぎ丼 6900円(税込)
(直近訪問日:2020.10.28)

【おすすめ度】
★★★★☆


2020年10月25日日曜日

前むら

【場所】
千葉県市川市南大野2-20-4

【味】
「江戸の味」と謳っているように、蒸して焼く典型的な関東風蒲焼。焼き目は香ばしく、身は柔らかて口溶けも良い。やや甘めのタレだが、クドくはなく さらっと食べられる。ややインパクトに欠けるが全体的にバランス良くまとまっていて美味しい蒲焼。

【お店】
幹線道路を運転中にたまたま「うなぎ」の案内看板が目に入る。ちょうど昼時だったため、矢印に従って進むと、静かな住宅地の中に「うなぎ前むら」を発見。外観は昭和を思わせる古びた感じだが、店内は木材を用いた品書などおしゃれで綺麗。掘り炬燵式のテーブル席3卓、カウンター4席。元力士の魁皇が来店した時の写真が飾ってあった。

【値段】
特うな重3450円(税込)
(直近訪問日:2020.10.25)

【おすすめ度】
★★★☆☆





2020年8月16日日曜日

ひかたや本店


【場所】
千葉県成田市上町510

【味】
蓋を開けると、一尾プラスαの溢れんばかりのうなぎが豊かな香ばしさとともに出現。焼きはしっかり目。表面はパリッと仕上げられていて、柔らかながらも適度な歯応えが感じられる。一瞬関西風の「地焼き」を思わせるが、浅く最小限に蒸しは入っているようだ。身の甘さとさっぱり系のタレがパリッとした食感のうなぎにとても良く合い、香ばしさと旨味の余韻がいつまでも続くとても美味しい蒲焼。

【お店】
成田山表参道沿いだが、賑やかな新勝寺総門からは少し離れた 成田駅寄りのお店。本店のほか近くに支店、第二支店もあり、いずれもなかなか評判の良いお店。「ひかたや」は漢字で「干潟屋」と書くらしい。
店内はテーブル席3卓と座敷。参道のうなぎ屋にしては珍しくコンパクトで小綺麗なお店で、夫婦で切り盛りしている。うなぎの他は親子丼や天ぷら定食なども扱っている。

【値段】
特上うな重3500円(写真)税込み
(直近訪問日:2020.08.16)

【おすすめ】
★★★★☆



2020年8月15日土曜日

名鳥 (2)

【場所】
千葉県成田市下方1248

【味】
こちらのお店は3年半ぶり二度目の訪問であるが、一口食べて前とは全然違う味にびっくり!タレと焼き具合は変わらない。うなぎが変わったのか、自分の味覚が変わったのかは分からないが、格段に美味しくなっている(気がする)。
本日のうなぎは愛知県一色産とのこと。香ばしく焼き上げられた皮は歯応えが良く、身は柔らかく口溶けが良い。全体的にあっさりだが適度に脂がのっていて噛む度に旨みと甘みが広がり、コクが深まっていく。
値段も2500円から3100円とアップしたが、美味しさも大幅アップの絶品蒲焼であった。

【お店】
名鳥は、宗吾霊堂から見て、うなぎ街道最初のお店。林の中から突如現れる「うなぎ」のぼりが目印。
暖簾をくぐると調理場の前で愛想の良い店員さんがずらりと並んで出迎えてくれる。テーブル席(3卓)の奥に綺麗でスペースを贅沢に使った座敷席(7卓)が広がっていてゆっくりと食事を楽しむことができる。

【値段】
うな重3200円(写真)税込み
うな重スペシャル(蒲焼二枚入り)6100円
うな重二段(白焼+うな重)6100円
(直近訪問日:2020.08.15)

【おすすめ】
★★★★★

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2020年7月23日木曜日

割烹たべた

【場所】

千葉県香取郡東庄町笹川4716

【味】
深めのテリと程よい焦げ目が食欲をそそる。身はふっくら柔らかだがしっかりとしたきめ細やかな味わい。噛む程に香ばしさとともに良質な肉の旨みが口いっぱいに広がる。脂は多めで濃厚ながらすっきりとした後味なのは、流石の「坂東太郎」。最初の一口から最後の一口まで絶妙な美味しさを堪能出来る極上の蒲焼。

【お店】
こちらは利根川産の天然うなぎで有名なお店。都心から離れており交通の便も良いとは言えないが、有名人の写真やサインが数多く飾られている。
この日は天然うなぎにはありつけなかったが、坂東太郎のほか宮崎産の養殖うなぎが提供されていた。
「割烹」とあるが、昭和の面影を色濃く残すやや古めの飲食店。テーブル6卓に個室もある模様。

【値段】
坂東太郎(写真) 3500円(税別)
(直近訪問日:2020.07.23)

【おすすめ度】
★★★★★


2020年6月30日火曜日

山茶花亭(3) 【閉店】

【場所】

千葉県市川市新井3-17-17

【味】
「鰻せいろまぶし」をメインとしたお店だが、新たにうな重を始めたとのお知らせと一緒に割引券が送られてきたため早速訪問。注文したのはうなぎ一尾使用の「松」。うなぎ自体は、ほんのりと脂を残しつつもあっさり気味。しかし、九州森山醸造の醤油を使用したという濃厚で甘めタレと絡んで、全体として上手く調和が取れている。そしてこのタレの焦げ目が香ばしく、味に深みを加えている。


【お店】
創業70年の老舗「功徳林」が 2017年に和膳•せいろ蒸しのお店としてリニューアルオープンした。新型コロナの影響から、当面は平日のお昼のみ営業とのこと。
広々とした畳部屋にテーブルと椅子が置かれたモダンで高級感漂う雰囲気の中で安心して食事を楽しむことができる。

【値段】
うな重 松4000円(写真)、竹3100円(2/3尾)、梅2100円(1/2尾) 税別
(直近訪問日:2020.06.30)

【おすすめ度】
★★★★☆

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2020年3月21日土曜日

川豊西口館

【場所】
千葉県成田市囲護台3-2-3

【味】
注文してからの調理時間は10分程。注文を見越して調理しているのか、蒸し置きしていたものを焼いたのかはわからないが、本店と比べてややパサつきが感じられることから、おそらく後者と思われる。しかし、柔らかく脂の乗りが良いのは、まさしく「川豊」のうなぎ。やや甘めでコクのあるタレも本店同様。とても美味しい蒲焼。

【お店】
本店と別館は何度となく訪れたが、西口館は初めての訪問。レトロな風情漂う本店、料亭のような落ち着いた佇まいの別館とはまた違い、こちらは鉄筋コンクリートで個室や大広間もあるとても大きなお店。テーブル間も離れていてゆったりと食事を楽しめる。駐車スペースも広く、車の時はこちらが一番便利。接客は悪くはないが、なぜか店員は皆元気がないのが気になるところ。

【値段】
上うな重3450円(税別)
(直近訪問日:2020.03.21)

【おすすめ度】
★★★★☆

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2020年2月11日火曜日

大和田

【場所】
東京都江東区富岡1-15-4

【味】
存在は知っていたものの、特段有名店でもなく、普通の商店街のうなぎ屋だと思い、いつも通り過ぎていたお店。一口食べて大間違いだと気付く。まずは鮎を思わせる川魚の豊かな風味に驚かされる。そして、程よく柔らかな身、甘くまったりだがクドくはない脂、噛むほどに深まる旨味、ほのかに漂う香ばしさ、硬めに炊いたご飯など、あらゆる面でレベルの高い絶品うな重。

【お店】
「大和田」という有名な鰻屋はいくつかあるが、こちらは深川不動堂参道「人情深川ご利益通り」の最も奥、ご不動様の目の前で約30年間営業を続けているお店。店内はテーブル席2卓、小上がり席2卓、カウンター席といったこじんまりとした古めかしいお店だが、その実力は老舗の大店を凌ぐ。さらにご不動様のご利益も期待できるかもしれない隠れた名店。

【値段】
特上重4250円(税込)
(直近訪問日:2020.02.11)

【おすすめ度】
★★★★★




2020年1月26日日曜日

川五郎(せんごろう)

【場所】
千葉県八千代市堀の内461-2

【味】
大振りで肉厚なうなぎ。蒸しが浅いのか ふっくらとろける柔らかさは感じられないが、反対に程よい歯応えと食感を楽しむことができる。脂は甘く旨味と香ばしさが身全体に広がっている。
繊細で上品なうな重を堪能するのもいいが、素朴で食べ応えのあるうな重をかき込みたい気分の時にはおすすめ。

【お店】
八千代市と印西市の境 新川の畔にぽつんと佇むうなぎと日本料理のお店。店内は広くテーブル5卓に小上がり2卓で、その奥と2階には座敷もある模様。テーブルの隅に金柑の一輪挿しがさりげなく置かれているなど細やかな心遣いが感じられる。男の店員さんは元気が良く感じが良い。場所柄なのかプロゴルファーのサインがたくさん飾られていた。

【値段】
特上3300円(税別)
(直近訪問日:2020.01.26)

【おすすめ度】
★★★☆☆


2020年1月24日金曜日

龜屋一睡亭 (かめやいっすいてい)

【場所】
東京都台東区上野2-13-2

【味】
幻のうなぎ「大井川共水」のうなぎが1.5尾。共水の割には肉厚でボリューム充分。共水のとろける柔らかさ、甘く繊細な旨味はそのままで、しっかりとした食べ応えも楽しめる。最初の一口はふわっとあっさりだが、噛むほどに溶け出す脂とやや甘口のタレ、硬めに炊かれた北魚沼産のコシヒカリとの相乗効果により、風味が増して絶妙な味わいに変化していく。
唯一残念なのは小骨の多さ。しかし、それを差し引いても余りある感動的な美味しさ。
ちなみにメニューにはうな丼もある。やや小振りだが こちらも共水うなぎ1尾使用で2900円(税別)とコスパ抜群。

【お店】
上野不忍池の畔で60年以上の歴史を重ねた 言わずと知れた名店。道路を挟んで向かいには、これまた名店 伊豆栄本店がある。どちらも うなぎ百撰会のお店。
季節に合わせた調度品と和服での丁寧な接客が心地よい。大店で 一人客から接待、宴会まであらゆるシーンに対応できる。

【値段】
鰻重竹 6820円(税込)
(直近訪問日:2020.01.24)

【おすすめ度】
★★★★★


2019年12月28日土曜日

うなぎ黒田

【場所】
千葉県市川市香取2-11-1

【味】
蒸しは控えめと思われ 程よい食感を残しつつ香ばしく焼き上げられている。身の旨味は充分で、甘味と脂味も良い具合に感じられる。タレは醤油が強めでやや尖った感があるが 個人的には好み。二日酔いで味覚が鈍っている時でも、確かな味わいを楽しむことができる。小骨と柔らかいご飯は やや気になるものの許容範囲。素朴でどこか懐かしさを感じさせる美味しい蒲焼。

【お店】
住宅街の一角に佇む一軒家の専門店。自宅から近隣地域にありながら機会に恵まれずこの度 念願の初訪問。創業時期はわからないが年季の入った木製看板と店内の大きな柱時計が歴史を感じさせる。テーブル席3卓と小上がりに4卓とこじんまりとした店内は清掃が行き届いていて綺麗。コストパフォーマンスに優れた良店。

【値段】
特上2550円(税込)
(直近訪問日:2019.12.28)

【おすすめ度】
★★★★☆


2019年12月1日日曜日

橋本食堂

【場所】
千葉県山武市木戸2845-1


【味】
白焼きにした鰻を蒸さずにタレで煮るといったとても珍しい調理法。ふわトロ感はないが適度に締まった身に旨味が広がり、そこに甘めのタレが上手く絡んでいてこれはこれで悪くはない。ほのかに香ばしさも感じられるため、煮る作業は最小限に抑えられていると思われる。そしてこちらのお店の一番の特徴は値段。二段重ねの特上は何と3300円。都内の「並」以下の値段で最上の贅沢が楽しめる。うな丼は1300円、うな串(3本)は550円で食べられる。とても美味しくてコストパフォーマンス抜群の大満足蒲焼。

【お店】
九十九里ビーチライン沿いで昭和42年から営業を続けている。東日本大震災で店舗は全壊したが仮店舗を経て平成27年にリニューアルオープンしたとのこと。座卓とテーブル合わせて60〜70席程、個室もある大店だが店内はほぼ満席。日曜日とはいえ午前11時15分入店でこの状態はさすがの人気店。
元々は養鰻業を営んでいたそうで鰻重丼以外にも鰻の南蛮漬や天ぷらといった珍しい鰻料理も楽しめる。カツ丼やカレーなど大衆料理も扱っているので鰻や川魚料理が苦手な連れがいても安心。ちなみに子どもが食べた親子丼もとても絶品だった模様。

【値段】 

特上3300円(写真)  
(直近訪問日 2019.12.01)

【おすすめ度】
★★★★☆



2019年11月16日土曜日

わたり

【場所】
栃木県那須郡那須町高久乙593-11

【味】
注文を受けてからうなぎを捌くため待ち時間は40分弱。フタを開けると見事な琥珀色。都内の高級店を彷彿とさせる美しさ。焦げ目はないのにほのかに漂う香ばしさは、丁寧にじっくりと焼き上げられている証。身はふっくら柔らか。素材の甘さと凝縮された旨味、そして脂の乗りは良いのにさっぱりした後味は流石の坂東太郎。
高原の観光地で出会えるとは思いもしなかった正統派の絶品蒲焼。

【お店】
那須街道沿いの渋滞スポット 道の駅の隣にある綺麗なお店。
当初「丁子屋」に行く予定であったが、こんな時期にもかかわらず、今日と明日は予約で一杯と言われて急遽行き先を変更。実はこちらのお店も、以前から車で通る度に気になっていたうなぎ屋さん。
使用しているうなぎは坂東太郎。愛想が良く話好きな店主によると、高知県にも坂東太郎の養鰻場があり、お店のうなぎは全てそこから仕入れているとのこと。

【値段】
うな重3850円 税込
(直近訪問日:2019.11.16)

【おすすめ度】
★★★★☆


2019年11月11日月曜日

うな徳

【場所】
千葉県千葉市中央区祐光2-12-1

【味】
よく蒸されていてふっくらと柔らかいうなぎは鹿児島直送とのこと。タレはまろやかで全体的にさっぱりとした味付けながら、丁寧に焼かれた身には脂が程よく残されており、旨味とほのかな香ばしさとが相まって意外にもしっかりとした後味が堪能できる。くせがなくとても食べやすい優しい蒲焼。

【お店】
千葉駅から少し距離があり、住宅地の一角にある 目立たないお店だが「味よし接客よし」と評価の高い人気店。訪問時には平日の昼過ぎにもかかわらず常連と思しき年配の男女とサラリーマンで賑わっていた。店内は狭いながらもテーブル席と小上がりの他にカウンターもあり、一人でも入りやすい。接客も丁寧でとても居心地の良いお店。

【値段】
うな重上3630円税込
(直近訪問日:2019.11.11)

【おすすめ度】
★★★★☆


2019年9月23日月曜日

小川菊

【場所】
埼玉県川越市仲町3-22

【味】
最初の一口目から豊かな風味とコクに驚かされる。紀州備長炭で焼き上げられた焦げ目は香ばしく、濃いめの味付けで脂もよく乗っているがクドさは感じられない。ワイルド系の蒲焼はではあるが鹿児島産の上質うなぎの繊細な味わいと旨味はそのままに仕上げられている。最後まで山椒を振るのを忘れてしまった程の美味しさ。値段は高いが納得の絶品蒲焼。

【お店】
川越は、江戸時代より近くを流れる入間川や荒川で良質なうなぎが獲れたことから、歴史のあるうなぎ屋が数多くあり、どのお店も行列ができている。その中でも最も古株で川越随一の味と言われるこのお店を訪問。整理券方式のため待ち時間に観光を楽しむ事も出来る。
大正初期に建てられたという趣きのある店内は綺麗で風情がある。昔のお金持ちの御屋敷といった感じ。接客については、お茶が少なくなれば空かさず継ぎ足してくれて、幼児には待ち時間に折り紙と絵本を持ってきてくれるなど細かな気遣いも有り難い。老舗の超人気店だが驕らずとても気の利く優しいお店。

【値段】
特重5250円(税込)
(直近訪問日:2019.09.23)

【おすすめ度】
★★★★★



2019年9月21日土曜日

若松本店

【場所】
千葉県成田市本町355

【味】
調理時間が15分程であり、捌きたてではないがふっくら柔らかいうなぎ。身厚ながらも味にムラがなく、どこを食べても程良い脂としっかりとした旨味と香ばしさが楽しめる。そして、こちらのうな重はご飯が絶品。粒が立っていて、甘くコクのあるタレとの相性は抜群。これまでノーマークだったことが悔やまれるとても美味しいうな重。

【お店】
ご存知の通り、成田山参道は約60軒ものうなぎ屋がひしめく「うなぎ銀座」である。行きたいお店は数軒あるのだが、「蒲焼侍」更新の都合もあり、これまで未訪問のこちらのお店を選択。
若松本店は成田山総門の真ん前にある明和5年(1768年)創業の超老舗旅館。しかし建物は新しく綺麗で高級感が漂っている。うなぎ料理が一番のお勧めとのことだが、精進料理や会席料理、お子様ランチもあって幅広い客層に対応している。
接客は老舗旅館らしく丁寧で気遣いも素晴らしい。

【値段】
うな重 3780円
(直近訪問日:2019.09.21)

【おすすめ度】
★★★★☆




2019年8月9日金曜日

竹葉亭 木挽町本店

【場所】
東京都中央区銀座8-14-7

【味】

焼き目は綺麗で身はふわっと柔らか。脂も香ばしさもほんのりな正統派の江戸蒲焼。あっさりだが決して単純な薄味ではない。噛むほどに旨味が増してタレのキレとコクが深まっていく緻密な味付けは、これまでの蒲焼の概念が覆される。伝統と職人技の奥深さを感じさせられる一品。
そして特筆すべきはその価格。最も高額な鰻丼が2900円というのは驚愕である。倍額であっても高いとは思わせない高級だが高価ではない絶品蒲焼。

【お店】

江戸末期より約150年続く老舗。夏目漱石の「吾輩は猫である」ほか多くの文芸作品にも登場し、食通としても有名な北大路魯山人が常連として通っていたことでも知られている。
この日は、新館のテーブル席が混み合っていたため本館に案内される。料亭風の厳つい店構えと中庭に一瞬ひるむが、案内所された2階席は、個室や離れの近寄り難い佇まいとは違い普通の庶民的な雰囲気。相席だったが、あまりの蒲焼の美味しさに周囲は全く気にならなかった。

【値段】 

鰻お丼B 2900円
鰻重はなく鰻丼のみ。鰻お丼Aは2400円
(直近訪問日 2019.8.9)

【おすすめ度】
★★★★★

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